
9年間付き合い、将来は結婚するのかなと漠然と思っていた彼がいました。 ある日突然、「遠距離恋愛に耐えられなくなった」とLINEで別れを告げられました。 9年も付き合ったのに、最後は会って話すこともなく、LINEだけで終わってしまったことがどうしても受け入れられませんでした。 それから約1年間は一切連絡を取らず、「もう前を向かなきゃ」と自分に言い聞かせながら少しずつ立ち直ろうとしていました。 そんなある日、突然彼から「元気?」「久しぶり。また会いたいね」とLINEが届きました。 正直、少し嬉しかったです。「もしかしたら復縁したいと思ってくれているのかな」と期待してしまいました。 しばらくやり取りをしていたある日、彼から着信がありました。その時は出られなかったのですが、その直後に届いたLINEを見て、血の気が引きました。 「実は婚約者がいる。君と連絡を取っていることがバレた。彼女が君と直接話して、『もう二度と連絡を取らない』と約束しないと婚約破棄すると言っている。だからこれからたくさん電話が来ると思うけど、絶対に出ないで。このメッセージも既読がついたら削除するから。」 スマホを持ったまま固まってしまいました。 結局、私は返信をせず、そのまま連絡を絶ちました。 ……ところが、そのさらに1年以上経ってから、何事もなかったかのように「元気?」とLINEが届いたのです。 この人はサイコパスなのかと疑わずにはいられませんでした。 あのLINEを読んだ瞬間、本当に血の気が引きました。友人に相談しながら泣いたことを今でも覚えています。 そして、一番つらかったのは、どれに悲しめばいいのか分からなかったことです⋯。 一つ目は、「遠距離が理由」と言われて別れたけれど、本当は婚約者と時期がかぶっていたんだろうなということを察したこと。 二つ目は、自分は必死に彼を忘れようと頑張っていたのに、彼の方から連絡してきて期待させた末に、婚約者とのトラブルへ巻き込まれてしまったこと。 そして三つ目は、9年間も一緒に過ごした相手が、別れた後まで私の心をかき乱すような行動をする人だったという事実でした。 もう立ち直ろうとしていた傷口を、相手の都合で再び開かれたような気持ちで、本当に苦しかったです。 今では、「あの時復縁しなくて本当に良かった」と心から思っています。 もしあの出来事がなかったら、私は9年間付き合った彼をずっと「良い思い出」として美化し続けていたかもしれません。 あの出来事のおかげで、「長く付き合ったこと」と「誠実な人であること」は別なのだと学びました。 そして何より、あの時別れていたからこそ、今の夫と出逢い、結婚することができたので本当によかったです。サイコパスな人に人生を振り回されずに済みました。
成仏パンチ

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